コロナ以外のリスク管理も…“2つの敵”の中で強化に励むビーチバレー選手の夏 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

コロナ以外のリスク管理も…“2つの敵”の中で強化に励むビーチバレー選手の夏

このエントリーをはてなブックマークに追加
吉田亜衣dot.
二見梓(左)/長谷川暁子(右)ペア(写真提供・吉田亜衣)

二見梓(左)/長谷川暁子(右)ペア(写真提供・吉田亜衣)

マスクを着用してフィジカルトレーニングを行う二見/長谷川(写真提供・吉田亜衣)

マスクを着用してフィジカルトレーニングを行う二見/長谷川(写真提供・吉田亜衣)

トレーニング器具を消毒するビーチバレーボールNTCスタッフ(写真提供・吉田亜衣)

トレーニング器具を消毒するビーチバレーボールNTCスタッフ(写真提供・吉田亜衣)

 緊急事態宣言が5月25日に解除され、徐々に動き始めたスポーツ界。5月27日から各競技の強化拠点となる味の素ナショナルトレーニングセンターの競技別専用練習場の利用も再開された。それに準じて、ビーチバレーボール日本代表の拠点となる「ナショナルトレーニングセンタービーチバレーボール競技別強化拠点」(神奈川県川崎市「川崎マリエン」以下・ビーチバレーボールNTC)も6月1日から活動をスタートした。

 炎天下のビーチで肌を露出しながら激しい運動を行うビーチバレーボールは、これまで熱中症の予防と向き合ってきた。しかし、今年は新型コロナウイルスによる感染症と熱中症、2つのリスクを軽減する取り組みを行っている。

 およそ2カ月間、メインフィールドである砂の上で動いていなかったという強化指定選手の二見梓(東レエンジニアリング)・長谷川暁子(NTTコムウエア)組。二見は「室内で動くよりも、いかに太陽の下で動くと疲れるのか、練習を再開して改めて痛感しました。自粛中は(肌が)色白だったんですけど、あっという間に黒くなりましたね(笑)」と振り返る。

 ビーチバレーボールNTCのビーチコートは4面。感染防止対策として「三密(密接・密集・密閉)」回避はもちろんのこと、「利用者の健康管理」「消毒」「換気」を掲げている。ビーチバレーボールコートは屋外であり1コートにつき1チーム平均5~6人の使用を考えると、接触による「1密」を回避すれば、これまで通りの練習が可能だ。

 長谷川はアスリート活動のニューノーマルについて、「移動の時は極力、公的交通機関は使わないようにしています。練習後、選手とスタッフ全員で集まってやっていたハイタッチは取り止めました。選手各自が感染しないように、という強い意識を持って取り組んでいます」と述べる。

 屋外と打って変わって警戒が必要なのは、共有物を使う室内のトレーニングルームだろう。当初は面積100 m2に対し、事前予約制で4人。余裕を持った体制からスタートし、6月15日からは強化の効率を踏まえて6人に増加。使用時はマスク着用、時間は1組につき2時間限定、そのうち15分間を消毒の時間として設定している。選手が退場した後にはスタッフが再び消毒を行い、厳重体制を敷いている。

 ビーチバレーボールNTCのマネジメントスタッフの高橋波奈子氏は対策についてこう考える。「今後、選手やスタッフがどこで感染するかはわかりません。ですから、感染することに非があるのではなく、施設として感染リスクを減らすためにどういう管理、対応をすべきかが、重要なのです」


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい