今月17日、大阪市住吉区の自宅から外出した後、行方がわからなくなっていた小学6年の女児が、栃木県内で発見、保護された。

【写真】首里城に火をつけたと告白したYouTuber

 女児は行方不明になった日の午前7時頃に自宅で朝食をとった後、自宅を出てから行方がわからなくなっていた。それから7日後の23日、同県内の交番で保護された。女児は「男に監禁されていた」「別の女の子も監禁されている」と話し、栃木県警は同日、別の少女も保護し、男の身柄を確保したという。

 女児の保護、男の確保の一報を受け、ネット上では「本当によかった」「早くお母さんに会わせてあげて」と安堵の声があがる一方、犯人について、「ソーシャルゲームで有名な○○」「YouTuberの○○」などと、さまざまな臆測が飛び交っている。

 そのなか、「大阪市住吉区の私立6年生、○○を誘拐したのは僕です。」というツイートを投稿した男が現れた。その動画では、「大変なことになっている。逃げるつもりはありせん。改めてお父さんとお母さんの家に行ってごあいさつしに行きます。それから罪を償いたいと思います。もう少し猶予をください。それからでも遅くないと思います」と話している。

 YouTuberに詳しい業界関係者によると、実はこの男は「シンユウはげチャンネル」というYouTuberで、「何か事件が起こると、すぐに『自分がやった』と話す“なりすましYouTuber”」だという。

 この男が過去に投稿した動画を見ると、「東京都港区東新橋のイタリア公園で土の中に乳児の遺体を埋めたのは僕です」、「神戸市立須磨小学校で同僚に激辛カレーを無理やり食べさしたり暴言含めて僕が他の同僚に指示してさせました」(原文ママ)というタイトルの“なりすまし動画”が数多くあった。

「実は10月28日にニコニコ生放送の配信者が富士山を登山中に滑落するといった事故が起きましたが、そのときも彼は、『ニコ生で生放送中に富士山に滑落したTEDZUです、無事生きてます』という動画をYouTubeに投稿しています。彼のことを知っている人は『またうそついてる』ですむかもしれませんが、知らない人がネット上で拡散された動画を視聴した場合、信じてしまう可能性もある。もしそれを事件の関係者や親族が見てしまったら……本当に許されない行為です」

 そもそも、彼はなぜ、このような動画を投稿し続けるのだろうか。

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