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どん底から生還? ヘンテコラップのジョイマンが再ブレイクした理由は…

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今市新之助dot.
あのジョイマンが再ブレイク? (c)朝日新聞社

あのジョイマンが再ブレイク? (c)朝日新聞社

■サイン会に0人…SNSに自虐写真

 かつて「ナナナナー、ナナナナー」というスキットと共に繰り出すラップ調のダジャレネタで一躍ブレイクしたのがお笑いコンビ・ジョイマン。2008年頃に「エンタの神様」(日本テレビ系)や「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)などのネタ番組の隆盛とともに波に乗ったのもつかの間、数年後にはテレビ出演が激減。近年は“一発屋”としてほかの芸人に笑いの種にされることもしばしばだった。

 そんなジョイマンがこのところ、再び注目を集めているようだ。7月に「チケットが完売しなかったら解散」を掲げて単独ライブを敢行し、見事完売させて、解散の危機を免れた2人。その後、8月末には「東京よしもと若手 ~ネタの祭典SP」というイベントで「第1回ジョイマン選手権」が開催され、1500人の会場が満員となった。舞台での追い風とともにテレビ出演も徐々に増えているようだ。

「潮目に変化が訪れたのは、ボケ担当の高木晋哉(38)が2017年7月に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演したあたりからですかね。同じ頃に、『ジョイマンのネタを発作的に見ている』とラジオで発言し、いじりつつもネタにしていたオードリーの単独ライブにも登場しました。その時には、気持ち悪い動きで登場する高木を見て『なぁんだこいつぅ~』とツッコミを入れるボケの池谷和志(37)のほうも、存分にいじられていました。私自身、久しぶりにジョイマンのトークを見たのですが、他の芸人からのフリに対する反応も早く、お笑いのスキルが高いことを再確認しました。やっぱり普段、舞台に立ってるから、テレビでは見なくなってもちゃんと研鑽を積んでるんですよね」(民放バラエティーディレクター)

 こうした技術力の向上もあってか、今年に入ってから若林正恭(39)がMCを務める「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)のほか「水曜日のダウンタウン」(TBS系)、「にちようチャップリン」(テレビ東京系)などの人気番組に続々と出演している。

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、最近のジョイマンの活躍と再ブレイクの可能性についてこう語る。

「芸人にとって“一発屋”と呼ばれるのは嫌なこと。だから、ほとんどの芸人はそれを取り上げる企画に出演するのを拒否したり、昔流行ったキャラクターやギャグを捨てて、新しいキャラやギャグを作ろうとする。しかし、ジョイマンは昔のキャラをずっと捨てず、人気が落ちてからもそれを貫き続けた。さらに、サイン会で客が0人だったときの写真をSNSにアップしたりして、自分たちの不人気ぶりを自らネタにするようになった。ここまで徹底的に開き直るというのは他の芸人にはできない。そんな彼らの姿勢が徐々に認められ、世間からも面白がられるようになってきた。結果、再ブレイクへと繋がっていったのでは」



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