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【医学部別合格率ランキング】東京医科大「医師国家試験」欠席者が目立つ理由

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小林哲夫dot.

東京都新宿区にある東京医科大(c)朝日新聞社

東京都新宿区にある東京医科大(c)朝日新聞社

医師国家試験合格率(2018年)※厚生労働省の公表資料をもとに作成

医師国家試験合格率(2018年)※厚生労働省の公表資料をもとに作成

 東京医科大の裏口入学疑惑はますます深まるばかりだ。縁故や紹介などで不正入学させた学生のリストが出まわっており、当事者が証言するのは時間の問題であろう。

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 だれもが信じられなかった。あの東京医科大で裏口入学が起こるなんて……。

 1970年代、新設の私立医科大学で裏口入学が明らかにされ社会問題となった。大学が1000万円単位の謝礼を受け取って、学力が十分でない学生を受け入れる。その結果、医学教育についていけず。医師国家試験合格率4割台という大学も出てきた。

 東京医科大はこうしたところとはまったく無縁の大学だった。

 実際、東京医科大の医師国家試験合格率は高い。最近8年の合格率を見てみよう(所管省庁の資料から集計)。

2011年 95.2% 8位
2012年 93.9% 24位
2013年 96.4% 8位
2014年 96.6% 13位
2015年 93.3% 29位
2016年 98.5% 3位
2017年 94.4% 13位
2018年 96.4% 6位

 いま、医学部は全国に82校ある。2016年以降に2校が新設されたので、医師国家試験受験対象校は80校となる。そのなかでは合格率はかなり高いといえる。しかし最近、東京医科大で、国家試験に出願したのに欠席する者が多くなった。これまで欠席者はほとんどいなかったのに、なぜだろうか。

 東京医科大の最近6年の国家試験欠席者数を見てみよう(所管省庁の資料から集計)。

(数字は左から、出願/受験/欠席/合格)
2013年 112/112/0/108
2014年 120/118/2/114
2015年 119/105/14/98
2016年 145/134/11/132
2017年 131/124/7/117
2018年 125/110/15/106

 試験を受けなければ1年間、棒に振ってしまう。それだけ学費もかかってしまう。よほどの事情がないと、欠席はありえないだろう。受験率100%はあたりまえの世界だ。



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