寝苦しい真夏の「快眠術」 赤ちゃんも大人もぐっすり眠れる2つの方法 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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寝苦しい真夏の「快眠術」 赤ちゃんも大人もぐっすり眠れる2つの方法

連載「ちょっとだけ医見手帖(森田麻里子医師)」

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森田麻里子dot.

入浴後に体温が下がるまでの時間も、大人より短いと考えられる。お風呂から上がって、30分から1時間程度で就寝が良さそうだ(※写真はイメージ)

入浴後に体温が下がるまでの時間も、大人より短いと考えられる。お風呂から上がって、30分から1時間程度で就寝が良さそうだ(※写真はイメージ)

 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。寝苦しい夏の睡眠、そして赤ちゃんの寝付きについて、自身も1児の母である森田麻里子医師が「医見」します。

*  *  *
 夏になると、お子さんの寝付きが悪くなったり、早朝に起きてしまうというお悩みが増えてきます。そしてお子さんだけでなく、ママ・パパも同じようなお悩みがあるかもしれませんね。季節ごとに変わる温度や光は、睡眠にも大きな影響を与えています。

 まず、温度についてです。特に赤ちゃんは、眠くなると手足がぽかぽかしてきます。これは、体の表面の血管が広がって熱を逃し、体の中心部の温度を下げている状態です。このようにして、体温が急激に下るときに眠気が強くなるのです。

 この特性を利用して、お風呂に入って体を温めることで、その後の体温の下がりがよくなり、睡眠が改善することがわかっています。

 ハーバード大学マックリーン病院の研究者たちが、1996年に行った研究をご紹介しましょう。60~72歳の不眠症の女性9人を対象に、就寝時間の1時間半前にお風呂につかってもらいました。お風呂の温度は、40~40.5℃と、37.5~38.5℃の2パターンで、つかった時間は30分です。脳波を計りながら眠ってもらったところ、熱いお風呂に入った日のほうが、夜間の覚醒も少なく、深い睡眠が増えたことがわかりました。

 このような研究から、大人は眠りにつく1時間半前の入浴が勧められることが多いです。子どもも基本的なしくみは大人と変わらないと思いますが、体格の差から、子どもは大人より体温が上がりやすく下がりやすい傾向にあります。赤ちゃんでしたら、お風呂の温度は38℃前後のぬるめにして、つかる時間も数分で十分でしょう。入浴後に体温が下がるまでの時間も、大人より短いと考えられます。お風呂から上がって、30分から1時間程度で就寝にすると、ちょうどよさそうです。



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