ガンバレルーヤ。まひる(左)とよしこ (c)朝日新聞社
ガンバレルーヤ。まひる(左)とよしこ (c)朝日新聞社

 今年、お笑い界でブレイク必至と言われているのが若手女性コンビ・ガンバレルーヤだ。

【ウッチャンより先に太鼓判を押していたのは?】

 いまや芸人のトップに君臨している内村光良(53)から太鼓判を押され、芸人仲間からの猛プッシュもあり、人気が急上昇中だ。ツッコミのまひる(24)とボケのよしこ(27)は、もともと吉本興業の養成所で出会い、初めて住んだマンションが同じだったという縁もあって、コンビを結成。2017年から東京に進出したのをきっかけにテレビ出演も増加。今後も活躍の機会はさらに増えそうだ。

「すでに多くのメディアが『2018年ブレイク芸人』として取り上げていますよね。人気の秘訣は、まずはそのビジュアル。率直に言ってブサイクなんですが、ほっぺたの大げさなチークの影響もあって、女子高生たちの間でなぜか意外とかわいいと評判なんです。まひるが、志村けんのバカ殿やイモトアヤコが好きみたいなので、あのメイクも影響を受けているんでしょう」(バラエティー番組の放送作家)

 業界関係者は、ガンバレルーヤの持つ「微妙ズレ」に着目しているという。

「正直言ってトークはまだまだですね。今は番組に出演しても『ブスネタ』や『シモネタ』で笑いをとっている感じです。昨今はやりの、『女を売りにせずにしっかりネタを仕上げている女性芸人』という感じでもないんですよ。そういう意味で、従来の女芸人とはズレたところがある。ただ、しっかり体を張れるし、内村さんもその芋っぽさを絶賛しています。彼女たちのキャラクターを気に入って、かわいがっているそうです。内村さんも世間とズレていても、独自の世界観を持っている芸人が好きですから」(民放バラエティー番組ディレクター)

 東京に進出した直後に「内村てらす」(日本テレビ系)に出演し、注目を集めた2人。その後も内村がMCを務める「にちようチャップリン」(テレビ東京系)に出演している。それ以外では「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)に出演し、セクシーサンタのコスプレをして、タモリからもいじられていた。

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