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ハリルJ、“生き残りレース”のハイチ戦で小林&杉本に注目すべき理由

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河治良幸dot.

ハイチ戦でのプレーが特に注目される小林(左)と杉本(右)。(写真:Getty Images)

ハイチ戦でのプレーが特に注目される小林(左)と杉本(右)。(写真:Getty Images)

 10月6日に行われたキリンチャレンジカップ2017のニュージーランド戦で、苦しみながらも2−1で勝利した日本代表は、10日に北中米カリブ海のハイチと日産スタジアムで対戦する。来月にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「現在の世界1位と2位」とも評価するブラジル、ベルギーとの試合がある。DF吉田麻也が「ベストメンバーで挑む、そうじゃないといけない」と語る欧州遠征に向け、まさにメンバーの絞り込みの材料になるのがハイチ戦だ。

 「あまり情報がない」と指揮官も認めるハイチとの対戦だが、ニュージーランド戦から大幅にスタメンを変え、これまであまり出ていない選手にチャンスを与えることを明言している。その中にはニュージーランド戦で途中から出場し、流れを変えたMF小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)や彼と同時投入で前線に入ったFW杉本健勇(セレッソ大阪)も含まれるはずだ。

 なぜ筆者がこの二人の名前を挙げるかというと、現在の日本代表に足りなかったものをもたらす可能性を持つから。小林は左足のパスセンスや独特なボール捌きが注目されやすいが、非常にポジショニングに優れた選手であり、状況に応じてテンポなどを変えられるプレーメーカーだ。

 オランダに渡ってからは守備の強さも加わり、ボランチやインサイドハーフでハリルホジッチ監督の求める“デュエル”も苦にしない選手になりつつあるが、やはりスペシャリティーは攻撃の流れに変化を付けられることだ。

 ニュージーランド戦については「もっとボール触れたかなと思うんで。課題というか、もうちょい要求していいかなというところですね」と語る。ハイチ戦でもしスタートから出ることになれば、フレッシュな相手に対して守備をいなしながら、いかに攻撃の流動性とアクセントをもたらせるかが問われる。

 欧州遠征では中盤にキャプテンの長谷部誠が戻ってくるはずだが、その長谷部にも負けないスタンダードと、長谷部や他のMFにないスペシャリティー、そして彼自身が持ち味と語る決断力をハイチ相手にスタートから存分に発揮すれば次のメンバーに食い込む可能性は高くなる。


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