いつも、「捨てよう」と、思うのだけれど、

「やっぱり、いつか必要になるかもしれない……」

「これ、いろいろな思い出があるんだよなあ」

 と、捨てられずにいる。

 そんな時に、こんな記事を読んだ。

「古い下着は、運が落ちる」

 ドキッとした。わたし、下着も結構、捨てられずにいる。

「運を落としたくない」

 まず、古い下着を捨てることにした。

「さすがに、下着は無理だけれど、古着って引き取ってもらえるのかなあ」

 ネットを調べてみた。

「引き取れないものはありません」

「売れなかったものは、こちらで処分させていただきます」

 そんなリサイクルショップのホームページを見つけた。

「これだ!」

 申し込むと、人間が一人、入れるくらいの段ボールが届いた。

「こんなに捨てるものあるかなあ」

 と、思ったけれど、大きな箱というのは、ありがたい。

「まだ、入る」「もっと、入る」と、どんどん入れられる。

次のページ