白井健三(写真・赤坂直人)
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 体操の全日本種目別選手権の決勝が6月21日に東京・代々木第一体育館で開催された。アジア選手権(7月31日~8月2日)と世界選手権(10月23日~11月1日)の代表選考も兼ねた今大会で、白井健三(日本体育大)、萱(かや)和磨(順天堂大)、長谷川智将(日本体育大)の代表入りが決定。5月のNHK杯ですでに代表に決定していた内村航平、田中佑典(ともにコナミ)、加藤凌平(順天堂大)らとあわせて、これで6名の体操男子日本代表が出そろった。

 白井は今大会も、彼の代名詞となったゆかで圧倒的な高得点を獲得した。世界選手権でもそのスペシャリストとしての活躍が期待される。長谷川と萱は、今回が代表初選出となり、日本はかなりフレッシュなメンバーで世界選手権を戦うこととなった。

 代表メンバーの決定を受けて、内村は次のように話した。

「かなり若いメンバーが入ったので、彼らに負けないようにチームをひっぱっていけたらと思う。(世界選手権では)団体金メダルしか考えていないので、それに向けて、ひとつひとつやっていきたいです」

(ライター・横田 泉)

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