仕事は「計画」からやってはいけない!「手」がとまってしまう人が見直すべきポイント (1/5) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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仕事は「計画」からやってはいけない!「手」がとまってしまう人が見直すべきポイント

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佐宗邦威ダイヤモンド・オンライン

※写真はイメージ

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パパートが提唱した「構築主義」の学習モデル

パパートが提唱した「構築主義」の学習モデル

両脳思考における「Lモード」と「Rモード」の特徴

両脳思考における「Lモード」と「Rモード」の特徴

感覚にフォーカスするVAKモデル

感覚にフォーカスするVAKモデル

「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、成功にたどりつける」――これがかつてのビジネスの常識だった。しかし「他者モードの戦略」は、いたるところで機能不全を起こしつつある。その背後で、いま、マーケットに強烈なインパクトを与えているのは、「根拠のない妄想・直感」を見事に手なずけた人たちだ。

 そんななか、最新刊『直感と論理をつなぐ思考法――VISION DRIVEN』を著した佐宗邦威氏は、いま何を考えているのか? P&G、ソニーで活躍し、米国デザインスクールで学んだ最注目の「戦略デザイナー」が語る「感性ベースの思考法」の決定版!!

●デザイン思考の3つのシンプルな本質

 PDCAをひたすら回すだけの「カイゼンの農地」に危機を抱いた人たちは、ロジックやデータに基づいて競争力を高める「戦略の荒野」に繰り出した。しかし、そこでの絶え間ない戦いに、人々は疲弊してしまう。そんな彼らがたどり着いたのが、「デザイン思考」という新しい世界だった。

 しかし、「デザイン思考とは何か」ということになると、なかなか「これ!」という答えに出合うことはない。

 デザイン思考を提唱したIDEOのティム・ブラウンはこれを「デザイナーのツールキットによって人々のニーズ、テクノロジーの可能性、そして、ビジネスの成功という3つを統合する人間中心のイノベーションに対するアプローチ」と定義している。

 この定義だけを見ても、やはりなかなかイメージはつきづらいだろう。実際、この記事を読む人のほとんどが、「デザイン思考」という言葉は耳にしたことがあっても、なんとなくつかみどころのない概念だという印象を持っているはずだ。

 そういうわけで、今回は「デザイン思考のエッセンス」について解説してみたい。

 デザイン思考とは、端的に言えば「デザイナーが一定の制作物を生み出すときに行っている思考プロセスを抽出したフレーム」である。これだけではまだイメージがつかないと思うが、より具体的には、そのエッセンスは次の3点に集約できる。

[1]手を動かして考える―プロトタイピング
[2]五感を活用して統合する―両脳思考
[3]生活者の課題をみんなで解決する―人間中心共創

 それぞれについて見ていくとしよう。

●デザイン思考の特徴(1) 手を動かして考える―プロトタイピング

 何か新しいプロジェクトをはじめようというとき、たいてい僕たちは「調査・分析」「企画書作成」「会議」からはじめる。

 しかし、なんらかのアウトプットには「頭で考えた計画」が必要だというのは、一種の思い込みではないだろうか?


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