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内田樹「身の程を知れ、というメッセージは『また日本が貧乏になった』と得心した」
eyes 内田樹 AERA哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 新聞からの電話取材で森喜朗前五輪・パラ組織委会長の発言についてのコメントを求められた。彼の女性蔑視発言には二つの層があるような気がしたので、その話をした。 一つは伝統...
内田樹
内田樹(うちだ・たつる)/1950年、東京都生まれ。思想家・武道家。東京大学文学部仏文科卒業。専門はフランス現代思想。神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学客員教授、合気道凱風館館長。近著に『街場の天皇論』、主な著書は『直感は割と正しい 内田樹の大市民講座』『アジア辺境論 これが日本の生きる道』など多数
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哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 新聞からの電話取材で森喜朗前五輪・パラ組織委会長の発言についてのコメントを求められた。彼の女性蔑視発言には二つの層があるような気がしたので、その話をした。 一つは伝統...
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 公式会議で女性蔑視発言を行ったことが国際的な批判を浴びた森喜朗五輪・パラ組織委員会会長が辞任した。五輪憲章には人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的意見など...
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 高校生の自殺者が増えている。厚生労働省は進路の悩みや学業不振が要因だと説明しているが、主因はコロナによる学校生活の変化だと私は思う。高校生たちはこの1年間修学旅行も運...
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 習近平主席の強権的な政治はこれからも続くのだろうか。中国共産党の党内事情も政策決定プロセスも私は知らないが、統治者が過剰に強権的にふるまうのは政権基盤が不安定な時だと...
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 凱風館の寺子屋ゼミ後期のテーマは「米国」。先日の発表は「1920年代」だった。ジャズ・エイジ、「失われた世代」、大恐慌、「アンタッチャブル」といった文字列から断片的な...