第15回 入れ換わって想像してみる

2015/05/26 11:30

 この「入れ替わりの術」、時間と心に余裕がある時に楽しく使ってみるといい。

 自分がイライラしている時には、なかなかうまく使えない。

 でも、ふだん時間がある時に使っていると、けっこう役に立つ。

 うまくコミュニケーションが取れるだけでなく、人にイライラしなくなる。

 仲間や家族だけでなく、わたしは、この術をまったくの他人にも使う。

 たとえば、わたしのセミナーや研修に来てくれたお客さんと入れ替わってみる。

 いろんな年齢のいろんな職業の人と入れ替わってみる。

 そうすることによって、

「この話じゃ伝わらないかもしれないなあ」

「もっと、具体的にしたほうがいいかも」

 など、いろんなアイデアが浮かぶ。

 人間、どうしても、自分の世界だけで物を考えてしまう。

「分かろう」とするためにも「入れ替わりの術」は大切。

「今日は、20歳の大学生」と、自分に言い聞かせる。

「ちょっとでも安い店を探してみょうかなあ」

「安くて可愛い服を探そう」

 そういう気分になる。

 ただし、元の自分に戻った時に、

「やっぱり、この服は失敗だった」

「どうみても20代の服で可愛いけれど、わたしが着たら浮きそう」

 と、後から買った服などを見て反省することもあったりする。

 元カレに今カノを紹介されてキレていた友人に「入れ替わりの術」を勧めた。

「別れたお前に、今さらどうのこうの言われたくない……そう思うよなあ」

「2人は、もう過去のことなんだし、今さら気にしてないだろう……と、思っているかもしれないよなあ」

 と、彼女は、自分で気づいた。

ごきげんに生きよう

ごきげんに生きよう

1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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