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宵っ張りが楽しむ真夜中のツイッター

文・中島かずき

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 昨日(11/24)の明け方、地震がありました。4時半くらいだったかな。
 最近はテレビをつける前に、ツイッターを見ます。
 ニュース速報も含めて、ここが一番情報が早い。
 僕のタイムラインで、いっせいにいろんな人が「ゆれた」「地震だ」とツイートしてるのですが、その数に呆れました。明け方の4時半なのに、数多すぎ。
 確かに映像関係や芝居関係の人間を中心にフォローしているからなんでしょうが、同じような業種だと同じような生活サイクルになるんでしょうか。
 その日も朝9時過ぎまで〆切の原稿書いていて、それから寝たのですが、同じような時間帯で仕事をしている人がいて、結構うれしいものですね。
「ああ、一人じゃないんだ」と。
 ただ、身体に負荷かけているのは確かなんでしょうね。みんなそれなりの年齢になっているし、考えなきゃならないなとも思います。
 ライターの中にも、ちゃんと朝7時ごろ起きて、夜12時頃眠るという方もいますからね。

 元来、宵っ張りのタイプで、就職を出版社にしたいと思ったのも、ひとつには「出社が昼過ぎでいい」という話をきいたからです。
 そのくらい夜更かしが好き。朝が弱いというよりは、夜更かしが好きなんですね。
 会社員時代、「50を過ぎると朝型になるよ」と先輩に言われたりしたのですが、全然そんな気配はありません。
 むしろ午前四時頃からスパートかけて、ここから六時くらいの二時間でどこまで仕事ができるかが、一日の仕事量の目安だったりします。
 いや、これはさすがにあんまり遅すぎるんじゃないかなと、ちょっと反省したりもしてたんですが、ツイッターで同じようなことをつぶやいていた年長のイラストレーターの方がいて、思わず「ですよねー。やっぱそこからが勝負ですよねえ」なんてツイートしあったりしてしまいました。

 昔だと電話くらいしかなかったのですが、今はツイッターやフェイスブックなどで、夜中でも多人数でひとつの話題を共有、展開できるので、面白いですね。
 一人のつぶやきに端を発して話題が予想もしなかった方向にどんどん展開していったりするのは、学生時代、アパートで友人達と夜中に馬鹿話で盛り上がる感覚に似ていて、実に楽しいです。
 それも〆切間際に限って、面白い話になったりして。あれ、不思議なものですね。
 まあ、ここのところずっと〆切に追われていて、家から一歩も出ない日が、一週間に一二度あったりするのがざらになってきたので、なおのこと電脳空間で遊んでいるのかもしれませんが。

 もちろん、ツイッターなんて誰が見ているかわからないので、「往来で大声で独り言を言ってるんだ」という感覚を忘れてはいけないと思いますが。
 最近、若い人がツイッターやSNSで、飲酒運転とか万引きとかをつい発言してしまうのをニュースなんかでみるたびに、そのことを思い知らされます。あれ、きっと友達にメールしている気分になるんでしょうね。


(更新 2011/11/24 )


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中島 かずき(なかしま・かずき)

 劇作家、脚本家。福岡県出身。1985年より劇団☆新感線の座付き作家に。「阿修羅城の瞳」「髑髏城の七人」などの物語性を重視したエンターテイメント時代活劇"いのうえ歌舞伎"を多く生み出す。「アテルイ」で第47回岸田國士戯曲賞受賞。コミック原作や、アニメ「天元突破グレンラガン」(07、09)脚本・シリーズ構成、「仮面ライダーフォーゼ」(11)メイン脚本など幅広く活躍。脚本を手がけた「真田十勇士」(演出:宮田慶子、主演:上川隆也)が8月から上演される

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