やまおか・じゅんいちろう/1959年、愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「公と私」を共通テーマに政治・経済・医療・近現代史・建築など分野をこえて旺盛に執筆。近著に『コロナ戦記 医療現場と政治の700日』(岩波書店)ほか多数 (写真/写真映像部・佐藤創紀)
『 ルポ 薬漬け 医療とビジネスの罠』(1980円〈税込み〉/地平社) 「お薬、出しておきますね」──そう医師に言われるがまま「薬漬け」になっていないだろうか? 薬剤使用量が世界でも断トツに多い日本。不眠を感じて訪れたクリニックでいきなり睡眠薬と抗うつ薬を処方されそうになった著者が、「なぜ、こうなった?」と「薬漬け」の現場を取材、製薬ビジネスと行政の関係にも斬り込む