日本時間18日の朝には卓球男子団体が決勝を迎える。対戦相手は世界王者の中国。団体競技が採用された2008年北京五輪から連覇している。それ以前に行われていたダブルスでも1988年のソウル大会から金メダルを獲得し続けてきた絶対王者だ。中国の壁は厚く高いが、シングルス銅メダルの水谷隼が「天才の集合」と豪語する過去最強のチームで突破口を見いだせるか。歴史が動く世紀の一戦になることを期待したい。
普段は見る機会の少ない競技を見るのも五輪観戦の醍醐味だ。女子10m高飛び込みは予選が行われるが、この種目に出場する板橋美波は弱冠16歳の注目選手。五輪初出場ながら、驚異的な柔軟性と強い下半身から繰り出す大技「前宙返り4回半抱え型」は、女子では世界で彼女しか飛べない大技で、これが決まればメダルもあり得る。
日本は残念ながらすでに敗退となってしまったが、男子サッカーは準決勝を迎える。開催国ブラジルはホンジュラスと対戦、グループリーグで日本を抑えて勝ち上がったナイジェリアはドイツと激突する。
また、女子ゴルフは本日が予選1日目。日本からは大山志保と野村敏京が出場する。(文・高樹ミナ)