ハロウィーンはゴーストの仮装などをすることから、ゴーストが出したごみを片付ける、ゴーストバスターズになろうという活動だ。これは現在開催中のアートイベント「TOKYO DESIGN WEEK」の一環として行われており、集めたごみで最終的にトラッシュアートを作るという。
ちなみに、センター街やハチ公前などの主要な部分は比較的きれいだが、「裏通りや細い路地はごみが多い印象」だと言う。参加していたのは20代~30代の男女が多い印象で、なかにはまだ小さい子どもの姿も見られた。
渋谷に降り立ったのは7時前だったが、時間を追うごとにこうしたごみ拾いの人々は増え、8時前にはごみ袋を手にする多くの人が通りを歩いていた。ごみ収集車がひっきりなしに走っており、主要な通りはどんどんキレイになっていく。昨年とはすっかり様変わりした街に驚かされた。
サッカーW杯ではスタジアムでごみ拾いをする日本人の姿が報じられ、3.11の混乱時にも、レジで整然とした列をつくる日本人に海外から称賛の声が集まった。そうした日本人の美徳ともいえるものが、今年のハロウィーンには表れたのかもしれない。
ただ気になったのは、今回ごみ拾いをしていた人たちに「ハロウィーンは楽しみましたか?」と尋ねると「家で普通に過ごしていました」と答える人が多かったことだ。ハロウィーンを楽しむ人が同じように片づける意識を持ってくれれば、よりよいイベントになっていくのではないだろうか。
(ライター・横田 泉)
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