たしかに、「体の関係を伴わない婚外恋愛」ともいえるセカンド・パートナー関係は、前出の水城さん一家のように家族が理解を示すのはレアケースだろう。

 一方、こんなケースもある。福岡県の印刷会社に勤務する清家智子さん(仮名・42歳)は、公立中学校教員で6歳年上の夫と結婚して5年になる。子どもはいない。取引先の2歳年上の既婚男性とセカンド・パートナー関係になったのも結婚と同じく5年だ。

「結婚前、飲みに行った時に結婚への不安を相談したのがきっかけです。結婚後も、彼に相談するうち、もしお互いが離婚するようなことになれば、その時は一緒になろうという約束しています。体の関係は持っていません。主人との関係がうまくいかなくなった際の保険のようなもの。その安心感はもう手放せません」(清家さん)

 今、清家さんが気がかりなのはセカンド・パートナー関係にある彼の配偶者のことだ。

「ただふたりで食事をして、カラオケに行くだけのお付き合いですが、もし奥さまが知ったら不快に思われるかなと……。だから、私も夫には彼のことは話さないようにしています。でも彼と会う時間も欲しい。私のわがままですが……」(同)

 ここまで相手の配偶者を気にしているのに、なぜ関係を断てないのだろうか。

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