4月1日(水)は、九州から関東にかけて荒れた天気になる恐れがあります。週後半は関東付近は晴れますが、天気の急変に注意が必要です。
30日(月)~31日(火) 雲が広がりやすい 次第に雨に
30日(月)は、日本海に中心を持つ高気圧が、東へ移動するでしょう。日本の南に前線が延びる見込みです。
九州から関東は雲が広がりやすく、太平洋側の地域を中心に雨が降る時間があるでしょう。一方、日本海側では次第に雲は薄くなる見込みです。東北と北海道は、多少雲が広がる程度で、日差しがたっぷりでしょう。
31日(火)は、日本の南の前線がやや北上する見込みです。雨雲は北へ広がるでしょう。前線上には低気圧が発生し、4月1日(水)にかけて、発達しながら本州の南岸を東へ進む見込みです。
4月1日(水) 本州の南岸を低気圧が東進 関東も雪ではなく雨
29日(日)は、本州の南を低気圧が東へ進み、地上に近い上空500メートル付近で0度以下の寒気が流れ込みました。関東の雨は、広く雪やみぞれに変わりました。さて、4月1日(水)は、今回(29日)とは、違います。低気圧は、今回より陸地に近い所を通る可能性もあり、上空に強い寒気が流れ込むことはないでしょう。九州から東北で雨が降り、雪になるのは標高の高い所でも、ごく一部です。低気圧の通過するときを中心に雨や風が強まるでしょう。九州から関東では、荒れた天気になる恐れがあります。
2日(木) 北海道も雨や雪
2日(木)は、低気圧は発達を続け、日本の東を北上する見込みです。北海道では太平洋側やオホーツク海側を中心に雨や雪が降る見込みです。
3日(金)~4日(土) 真冬並みの寒気流入か
3日(金)は、低気圧は千島近海を北東へ進み、4日(土)にかけて、日本付近に寒気が流れ込むでしょう。上空1500メートル付近で、平地で雪の目安とされるマイナス6度以下の寒気が、一時的に本州を覆う見込みです。さらに上空5500メートル付近では、雪雲を空高く発達させるマイナス36度以下の強い寒気が、北陸付近に流れ込むでしょう。北陸の上空で、真冬並みの寒気です。東北の日本海側や北陸は、雪が降り、雪雲は太平洋側にも流れ出す見込みです。北陸付近では、カミナリが鳴ったり、雪が強まったりするでしょう。近畿の日本海側や山陰も、雨が降り、山沿いを中心に雪になる見込みです。
3日(金)から4日(土)にかけての寒気の予想には、まだ幅があり、真冬並みの寒気とまでならない可能性もあります。ただ、日本付近に寒気が流れ込みやすい状態になるといえるでしょう。関東付近でも、大気の状態が不安定になることが考えられます。晴れていても、局地的にカミナリが鳴ったり、強い雨が降ったりすることがあるかもしれません。最新の気象情報をご確認下さい。