こうした背景もあり、芸能活動自粛中の木下に続き、小倉や安田に関しても今後ママタレントとしての求心力に陰りが見えはじめるのではないかという。
「ママタレントにとって何よりも需要なのが『好感度』や『親近感』ですからね。離婚危機や事務所移籍トラブルともなれば、イメージダウンに繋がる意外な素顔やネガティブな情報が明らかになる可能性も高い。実際、人気ママタレントだった木下さんも“タピオカ騒動”で一気にファンを失いましたからね」(芸能ジャーナリスト・平田昇二氏)
今を時めくママタレントの世界も甘くないようだが、そうした中で今後もさらなる活躍が予想されているのが元「モーニング娘。」の辻希美だという。
「辻さんは、木下さんや小倉さん、安田さんと同じくブログやInstagramなどのSNSを活用し、自身の子育てや家事、趣味などの私生活を公にしてアフリエイト収入を稼ぐタイプのママタレントの先駆者と言ってもいい。昨年5月にはライバルたちに先駆けてYouTuberデビューを果たすなど、時代の流れを読む感覚にも優れている。過去にはブログの内容を巡って何度か“炎上”もしていますが、アンチから叩かれるたびに判官びいきではないですが、かえってファンの求心力を高めている印象です。アイドル時代はその立場上男性ファンが多かったでしょうが、結婚後は同性ファンを開拓し、見事にシフトチェンジに成功した勝ち組ママタレントの代表格といってもいい存在。ライバルたちの失速を尻目に存在感を増していくのではないでしょうか」(平田氏)
また、今後の動向に注目が集まっているのが女優・杏と佐々木希だという。
杏といえば、夫で俳優の東出昌大に映画で共演した女優・唐田えりかとの不倫が発覚し、世間の耳目を集めているが…。
「杏さんは結婚後も数多くのドラマやCMに出演しており、世間的には女優としてのイメージが強いものの、オリコンの『第4回 好きなママタレントランキング』では1位に輝くなど、3児の母として育児と仕事を上手く両立させていることなどから、ママタレントとしての評価も高い。今回の夫の不倫騒動では辛い思いもしているでしょうが、離婚するにしろ、しないにしろ、“ダメ夫の不貞という逆境にもめげず育児も仕事もバリバリとこなす強いママ”という意味で、ママタレントとしての評価はさらにうなぎ上りになることが想定されています」(前出の民放テレビ局の情報番組スタッフ)