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大陸から西日本に向かって前線が延び出しており、あすの朝には中国地方に達する見込みです。前線が北の方に盛り上がっている場所では、高気圧の縁を回る南西の風と前線の南側を吹く西寄りの風が集まり、前線の活動が活発になるでしょう。今夜からあすの朝を中心に、雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨の降る所もある見込みです。

山口では大雨警報のおそれも

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今夜9時の雨雲の予報を見ると、山口県の瀬戸内側を中心に活発な雨雲が広がっています。1時間に30ミリ以上を示すピンク色の表示も見られ、短い時間に激しく降る可能性があることを示しています。雨雲は時間の経過とともに徐々に東へ進むため、広島県や島根県の南西斜面でも雨脚の強まる可能性があります。山口県では、あすは大雨警報が発表になることも考えられるため、雨の降り方には十分にご注意ください。

梅雨のリハーサル始まる

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雲の様子を見ると、九州の西や南西諸島、そして大陸など赤く囲んだ部分には白く輝く発達した雲があります。これは、亜熱帯からの暖かく非常に湿った空気が流れ込んでいることが一つの原因で、本格的な梅雨になるとよく現れる雲です。きょうは西日本から大陸にかけて前線に伴う雲が帯状に分布していることが分かり、梅雨のリハーサルが繰り広げられています。中国地方の梅雨入りの平年日は6月7日(山口県は6月5日)ですが、そろそろ雨の季節への備えを始めましょう。