この先1週間の天気のポイントは3つ。暑さと、大雨と、梅雨入りです。全国的に、この時期にしては暑くなるので、熱中症に注意が必要です。また、西日本の太平洋側や沖縄・奄美では、6日から7日かけて、大雨の所がありそうです。まだ、梅雨入りしていない所でも、来週後半は、梅雨入りの可能性がでてきました。
ポイント① 蒸し暑い日が多くなります
ポイントの1つめは「暑さ」です。
気温は、全国的に平年より高く、関東から西では、30度近くまで上がる日が増えるでしょう。気温が高いだけでなく、湿度も高くなりますので、蒸し暑く感じられそうです。体調管理はもちろん、農作物の管理や、食品の管理にも、注意が必要です。
今年は、特に、新しい生活様式の中での「暑さ対策」が求められます。マスクをしていると、つい、水分補給を忘れがちですが、時間を決めて水分を摂るなど、こまめな水分補給を心がけてください。また、2メートル以上の十分な距離がとれる所では、適宜にマスクをはずして、なるべく涼しくしてください。
ポイント② 大雨の所も 関東も局地的な雷雨の恐れ
ポイントの2つめは「大雨」です。
6日土曜から7日日曜ごろは、前線の活動が活発になるため、西日本の太平洋側や、沖縄・奄美で、大雨になる所があるでしょう。九州南部では、6日土曜は、午前中を中心に、局地的に雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。前線の位置が、少し南北にずれるだけで、雨雲のかかる範囲が変わってきます。西日本の太平洋側や、沖縄・奄美では、傘マークがなくても、雨の降り方に注意が必要です。
また、6日土曜から7日日曜は、関東では、気圧の谷や湿った空気の影響で、広い範囲で雨が降るでしょう。大気の状態が不安定になるので、局地的にカミナリが鳴りそうです。落雷や突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要です。
カミナリ雲が近づくサインは、3つ。「真っ黒い雲が近づいてきた」「ゴロゴロというカミナリの音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」という時は、まもなく、激しい雨と雷がやってきますので、安全な所へ避難してください。
ポイント③ 九州北部や本州 梅雨入りは?
ポイントの3つめは「梅雨入り」です。
今年は、すでに沖縄、奄美、九州南部、四国が梅雨入りしていますが、来週中ごろからは、九州北部や本州でも、曇りや雨の日が増えるでしょう。このタイミングで、まだ梅雨入りしていない地方でも、続々と梅雨入りする可能性があります。側溝や雨どいなどを掃除しておくなど、雨の季節への備えは、早めに行ってください。