「10代の頃からあらゆるクスリをやっていて、特に覚せい剤をやめるのは大変だったと話してました」
「初めて食事に行き、次の店でクスリの話になった。(略)いろんな(入手)ルートがある、暴力団にもいろいろ可愛がってもらっている、と話していました」
事件当日に押尾被告も薬物を持っていたと認めたが、実際に飲んだのは田中さん持参のものだと頑なに主張。そのため、2人が会う直前の〈来たらすぐいる?〉メールも「俺のチンコいる?」との意味だったと抗弁し続けた。
「電話で田中さんから『新作の上物があるから楽しみにしてて』と言われた」
「(部屋に来たとき)すごくテンション高くて、抱きついてきてイチャイチャした。(略)すでにいい感じで、クスリ効いている、えらいご機嫌だと思った」
「今回は田中さんの新作を飲みました。(略)『早く私のペースに追いついて』と言われて」
などと言い、保護責任者の立場を逃れようとした。
だが、判決では、押尾被告が持参した薬を使ったと認定された。
こき下ろされたのは、クスリの売人で事件現場にも呼びつけられた泉田受刑者も同様だった。