勝間和代(かつま・かずよ)/経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授、国土交通省社会資本整備審議会委員。1968年、東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA(経営学修士)、慶應大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。スキルアップや起業、出版などをサポートする「勝間塾」や無料メルマガが大人気。ツイッターのフォロワー数76万人超。著作の累計発行部数は500万部を突破(撮影/写真部・片山奈緒子)
勝間和代(かつま・かずよ)/経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授、国土交通省社会資本整備審議会委員。1968年、東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA(経営学修士)、慶應大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。スキルアップや起業、出版などをサポートする「勝間塾」や無料メルマガが大人気。ツイッターのフォロワー数76万人超。著作の累計発行部数は500万部を突破(撮影/写真部・片山奈緒子)
AERA Money誌面では愛猫のあおちゃんや新刊『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)も紹介(撮影/伊藤忍)
AERA Money誌面では愛猫のあおちゃんや新刊『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)も紹介(撮影/伊藤忍)

 経済評論家として大人気の勝間和代さん。最近は経済のみならず、ストレスフリーで自由な人生を目指すための簡単なコツを100個も収録した『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』がベストセラーになっている。



 ここで、アエラ増刊「AERA Money」に勝間さんが執筆した、お金に対する考え方の一部を紹介しよう。タイトルは「お金は人生をどう彩るかを自分で決める絵の具です」。

◇◇◇ 

こんにちは、勝間和代です。これから『AERA Money』で定期的に、自分を幸せにするためのお金の話をしていきたいと思います。

私たちは自分でできること以外は原則としてほとんどすべて、他の人の手を借りなければなりません。他の人の手を借りるとき、たいてい必要になるのが「お金の支払い」です。

そして私たちは人の手を借りるために必要なお金を、逆に人のお役に立つことで報酬として得て、お金を循環させています。ある意味、お金の循環というのはお互いの人生の交換であるといえるでしょう。

自分の人生を誰と一緒にどのようにつくり上げていくかという「絵」を描くとき、「どの人からお金をもらって、そのお金を誰と使うのか」ということを考えながら全体のスケッチやデザインをしていかなければなりません。

お金を稼ぐときも、不本位な稼ぎ方をしてしまうとその絵が汚れてしまいます。また、お金を使うときにも、やはり濁りのない自分の好みの色で描きたいものです。

そうやって考えると、単に「安いから」とか「みんなが持っているから」といった理由でモノやサービスを買うのは、ばからしいと思うようになります。また、ある程度は収入があったほうが好きな色で好きな絵を描けるようになります。

私たちが他の人から収入を得るときにも、しっかりと美しい色を相手に渡し、「相手の絵をよりすばらしいものにできないか」ということを考えたいものです。その人の人生に参加するわけですから。

自然界にはお互いが共生してエコシステムを作り上げ、中長期的にいろいろな生物が繁栄できるような仕組みがたくさんあります。お金も全く同じです。私たちは酸素や食べ物の代わりにお金を交換することで、お互いをより幸せにする方法を模索しているといえるのではないでしょうか。

お金をたくさん稼ぐことについても、「自分以外の人をたくさん幸せにすることができれば、その結果としてお金がついてくる」と考えましょう。そうすれば、自分の収入を上げるためのヒントが見つかると思います。

――続きはアエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』でーー

(文・勝間和代 編集・中島晶子)

【写真】自身の生き方もガラリと変えた勝間和代さん

著者プロフィールを見る
中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

中島晶子の記事一覧はこちら