現地時間2020年10月14日、米アイオワ州で開かれた選挙集会で「In the Air Tonight」(邦題:「夜の囁き」)が無許可で使用されたことを受けて、フィル・コリンズがドナルド・トランプ米大統領の選挙陣営に使用禁止を求める通告書を出した。
タイトルを直訳すれば「今夜の空気中に」となる楽曲を、新型コロナウイルスの感染者数が増え続けている米アイオワ州のマスクを着用していない人々に向けて会場で流すのは無神経ではないかとインターネット上でも非難された。
フィル・コリンズの代理人は「私たちはトランプの選挙陣営が楽曲を利用したことを十分承知しており、弁護士を通してすでに停止通告書を出し、状況の注視を続けます」と米メディアのConsequence of Soundに伝えた。
フィル・コリンズ以外にも、これまでにザ・ローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、故レオナルド・コーエンのエステートらがドナルド・トランプ陣営に対して、楽曲の使用停止通告書を提出している。