今シーズン最強寒気で警戒すべきは、大雪や猛吹雪だけではありません。記録的な寒さが予想されている所もあり、暖かいイメージのある鹿児島市でも3年ぶりに「冬日」になりそうです。那覇市は3年ぶりに最低気温が一桁の予想ですので、体調を崩さないよう、ご注意ください。
寒さのポイント 1つめは?
今シーズン1番の強い寒気が、日本付近に流れ込んでくるため、7日夜からは、全国的に、冷え込みが厳しくなるでしょう。今回のポイントは2つ。1つは「南の地方でも、寒くなること」です。
最低気温をみてみますと、東京都心や大阪市、福岡市だけでなく、鹿児島市でも、氷点下の予想です。福岡市では、一足早く、寒気が流れ込んでくるので、日付が替わる前の7日夜のうちに、気温が氷点下になる可能性もあります。福岡市や鹿児島市では、最低気温が0℃未満の「冬日」になれば、ともに3年ぶりのことです。
全国的にみても、最低気温が0℃未満の「冬日」地点は、今季最多の800地点近く(全アメダスの約9割)になると予想されています。グッと冷え込んできますので、今夜はできるだけ暖かくして、お休みください。
土曜は 那覇市でも めったにない寒さ
9日土曜は、強い寒気が更に南下するため、南国・沖縄でも寒くなるでしょう。
平年ですと、この時期の那覇市の最低気温は14.7℃、最高気温は19.7℃ですが、9日土曜、那覇市では最低気温は9℃と、3年ぶりに一桁の予想です。
そして、日中も、気温があまり上がりません。那覇市の最高気温は12℃の予想ですが、もし、12℃に届かないと、1986年3月2日の11.2℃以来、35年ぶりの寒さになります。日差しがなく、北風が吹くので、気温の数字よりも寒く感じられそうです。昼間もめったにない寒さですので、一番暖かい上着で、お過ごしください。
寒さのポイント 2つめは?
さらに、今回の寒さについて、もう1つのポイントは「3連休にかけて、寒さが長く続くこと」です。
月曜にかけての最低気温は、東京都心では氷点下1℃でしょう。仙台市は氷点下4℃以下が続いて、珍しく氷点下9℃の日もありそうです。気温が氷点下4℃以下の日が続くと、水道が凍結しやすくなります。強い冷え込みによって発生する「水道の凍結」を防止するためには、次のことが効果的です。
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。
それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道菅の破裂につながることもあります。また、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。