急速に発達する低気圧の影響で、北日本や日本海側の地域で、暴風雪や大雪となっています。自動車の運転など交通への影響に注意・警戒が必要です。
明日30日以降も暴風雪・大雪に警戒を
発達した低気圧が北海道を通過しています。また、低気圧からのびる前線が通過した影響で、西日本から北日本の広い範囲で風が強く吹いています。
寒気も流れ込んでいるため、北日本や日本海側の地域では暴風雪や大雪になり、大荒れの天気となっているところもあります。
運転が危険なほど、見通しが悪くなるおそれがありますので、交通障害に注意・警戒が必要です。
道路の影響予測を確認すると、明日30日まで北海道や東北、北陸では気象影響の非常に高いリスクがある予想となっています。特に北海道は、明後日31日まで非常に高いリスクが続く予想です。
無理な外出は控えて やむを得ず運転する際は万全の準備を
今シーズン、雪による交通の影響は、昨年12月に新潟県内の関越自動車道や上信越自動車道で、一時、1000台以上の車が立ち往生したほか、19日には、宮城県内の東北自動車道で多重事故が発生しました。今回の暴風雪・大雪でも、日本海側の地域を中心に交通への影響に注意・警戒が必要です。
大雪や猛吹雪が予想される地域では、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討していただきたいですが、やむを得ず運転する場合には、立往生など万が一の場合に備えてください。
防寒着や非常食、モバイルバッテリーなどを準備しておくと安心です。また、スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにし、加えて、出かける前には燃料が十分にあることを確認しましょう。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。