メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

九州は2月に入り、スギ花粉の飛散が始まっている所があります。まだ飛散数はわずかですが、これから暖かくなると本格的にスギ花粉が飛び始める見込みです。花粉症の方は備えをしておきましょう。

スギ花粉飛散開始

九州は2月3日までに、福岡県、長崎県、大分県、鹿児島県の一部でスギ花粉が飛散開始となりました。飛散開始とは、1平方センチメートル当たり1個以上の花粉が2日以上続けて観測された最初の日をいいます。

スギ花粉が飛び始めた地域もまだ飛散数は少ないですが、今後、暖かな陽気が訪れるようになると花粉の飛散が一気に各地で本格化する見込みです。スギ花粉は2月下旬から3月上旬にピークを迎えるでしょう。

日本気象協会の今春の花粉の飛散予想は、例年に比べると非常に少ないですが、昨年に比べると同じか多めになる見込みです。

花粉の飛散数は、前年の夏の天候が大きく影響します。7月の気温が高く、日照時間が多いほど、翌年の花粉の飛散が多くなる傾向があります。昨年の7月は、活発な梅雨前線の影響を長く受けて、九州の降水量は記録的に多く、気温が低く、日照時間が少なくなりました。このため、例年に比べると非常に少なくなるでしょう。ただ、昨年よりは多くなる地域もある見込みです。

花粉の飛散数は少なくても、花粉症の方は症状が現れることが多いですので、しっかりと花粉対策をしておきましょう。

来週にかけて気温高め 花粉飛びやすい

画像B
画像B

この先の九州の天気は、あす5日(金)夜から6日(土)朝は前線の通過で一時雨が降る見込みです。来週は晴れや曇りの日が多くなるでしょう。

来週にかけて強い寒気の流れ込みはなく、気温は平年並みか平年より高くなるため、さらにスギ花粉が飛散する地域が増えてきそうです。