2021年2月13日、ジャネット・ジャクソンがファンに感謝の気持ちを伝えるセルフィー動画をツイートした。黒いマスクと大きなサングラスで表情がはっきりと確認できないものの、カメラに向かって笑顔で話しているように見える。
約45秒の動画で彼女は、「先日一人で自宅にいた時に、泣けてきちゃって……」と語り始め、「泣いていたのは、私が神からいただいたお恵みの全て、与えていただいた全てに心から感謝したから。私の人生に神がいてくださって本当にありがたく、そして人生に皆さんがいてくださって本当にありがたいと思っています。皆さんは私にとって本当に特別です」と語っている。
さらに彼女は、「そして皆さんが、35年経ってから再び“コントロール”をNo. 1にしてくれたことにお礼を言いたくて。こんなことが起きるなんて、思いもしませんでした。皆さんに感謝しています。とても愛しています。どうもありがとう」と、感極まった声で続けている。
1986年2月4日にリリースされ、大きな影響を及ぼしたジャネットの『コントロール』は、今年で35周年を迎えた。ファンの後押しにより、今年の2月4日の直後にApple Musicの“Top 40 US Pop Album”チャートで首位を獲得した。
ジャネット・ジャクソンに関しては、2004年の【NFLスーパーボウル】ハーフタイム・ショーの本番で片方の胸を露出させてしまった件について、ジャスティン・ティンバーレイクが2月12日に改めてSNSで謝罪したが、これについて彼女がこの動画で言及することはなかった。
ティンバーレイクの投稿は、最近公開されたブリトニー・スピアーズのドキュメンタリー『The New York Times Presents: Framing Britney Spears』の中で、昔ブリトニーと交際していた彼が、破局後に彼女を貶めるような言動を繰り返していた映像が流れ、彼に対する批判が再燃したことへの反応だ。白人男性である彼は、ブリトニーやジャネットと比較すると、トラブルに見舞われた際も全くキャリアに傷がついていない。米国社会における白人男性としての優位性について彼は、当時の自分が“無知だった”と認めながら、“女性蔑視と人種差別を大目に見るシステム”から恩恵を受けてきたことへの反省を綴り、二人に謝罪している。