ホンダのパワーユニットを走らせているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に加え、今年からセルジオ・ペレスもレッドブルに加入。さらに昨年優勝したピエール・ガスリー(アルファタウリ)も非常に高い能力を持っているが、角田はそれに加えて、同じ日本語でコミュニケーションがとれるというプラス・アルファを持っている。

 さらに2月15日、ホンダは2022年以降もホンダのF1パワーユニットをレッドブルに引き継ぎ、ホンダが会社としてF1参戦を終了した後も、レッドブルとアルファタウリがホンダのF1パワーユニットを継続して使用することで合意に至ったことを発表した。

 2021年のホンダのパフォーマンスは、日本のF1ファンだけでなく、2022年以降もF1を戦い続けるレッドブルとアルファタウリ、そして角田にとっても重要な意味を持つ。

 2021年は終わりであり、始まりでもある。(文・尾張正博)