今日は、北海道や東北、北陸は所々で雨や雪が降るでしょう。一方、関東から九州は広く晴れて、昼間は季節を先取りした暖かさの所もありそうです。この陽気で、桜のつぼみも膨らみ、東京の桜の標本木では「開花の発表」が近づくでしょう。
天気のポイントは?
昨日は、東海や関東を中心に発達した雨雲がかかり、3月としては記録的な大雨になった所もありました。この大雨をもたらした低気圧は、今日は、三陸沖を北上するでしょう。このため、天気のポイントは「雨の範囲が、北へ移ること」です。
北海道は、北部では晴れますが、東部や南西部を中心に、雨や雪が降りそうです。
東北は、北部を中心に、断続的に雨や雪が降るでしょう。東北の太平洋側では、朝のうちは「激しい雨」の降る所もあり、午前中を中心に北風が強く吹きそうです。土砂災害や川の増水などに、警戒が必要です。また、これまでの雨で、地盤が緩んでいるおそれがあります。雨が止んでも、斜面には近づかないでください。
北陸三県は天気が回復へ向かいますが、新潟は雨で、標高の高い所では、雪雲がかかりそうです。
一方、関東から九州は広い範囲で晴れて、洗濯日和の所が多いでしょう。ただ、花粉が「非常に多く」飛ぶ所もありますので、万全な対策を心掛けてください。
沖縄は、朝は一時的に雨の降る所もありますが、天気は回復へ向かう見込みです。
気温のポイントは?
最高気温は、北海道や東北、北陸では、日本海側を中心に、昨日と同じか低いでしょう。10℃に届かない所もありそうです。体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしください。
一方、関東から九州、沖縄は、この時期にしては高い所が多いでしょう。15℃を超えて、20℃くらいまで上がる所もあり、昼間は日差しが暖かく感じられそうです。
そこで、気温のポイントは「桜のつぼみが膨らむ暖かさ」ということです。東京の桜の標本木では、昨日、大雨の中でも、すでに2輪ほど、花が開き始めました。気象庁では「標本木で、5~6輪以上の花が開いた状態となった、最初の日」を、桜の開花日としています。関東から九州では、今日の暖かさで、桜のつぼみがどんどん膨らむでしょう。ただ、昼間は暖かくても、朝晩と日中との「気温差」が大きくなります。服装で上手に調節してください。