現地時間2021年4月3日、全米大学体育協会(NCAA)が主催するバスケットボール・トーナメントのベスト4を決定する【NCAA Final Four】の米インディアナ州ルーカス・オイル・スタジアムにて行われた試合で、マイリー・サイラスが約20分ほどのライブを行った。
ブロンドのマレット・ヘアに黒のベスト、タイトなパンツとグローブというロックな出で立ちのマイリーは、クイーンの「We Will Rock You」が流れる中、楽屋からゆっくりと歩きながらバック・バンドが演奏するステージに登場。同曲のカヴァーでライブのオープニングを飾ると、続いて同じくクイーンの「Don't Stop Me Now」のカヴァーで、社会的距離を保った観客を盛り上げた。
全米No.1を獲得した「Wrecking Ball」や「We Can’t Stop」などの代表曲に加え、マイリーはブロンディーの名曲「Heart of Glass」のカヴァーや最新アルバム『プラスティック・ハーツ』から「Midnight Sky」とスティーヴィー・ニックスの「Edge of Seventeen」をマッシュアップするなど、パワフルなステージで客席を沸かせた。
このコンサートは、今年2月に【スーパーボウル】の試合前に行ったTikTokライブ同様に、新型コロナウイルスのパンデミック中に、最前線で休むことなく働き続ける医療従事者へのトリビュートとして開催された。当日ライブはSNS上でトレンド入りし、マイリーの父であるビリー・レイは、「素晴らしいパフォーマンスだった!」と娘を讃えるとともに、「ファースト・レスポンダーの皆さん、あなたたちの仕事と犠牲に感謝します」と綴った。