丸山茂樹氏がジュニアの大会で活躍した選手や若手プロゴルファーについて語る。
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節目の大会も無事に終えられ、ホッとしました。3月29日、千葉・浜野GCで「第20回丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」を開催しました。
新中学1年生から新高校3年生までの男女70人が参加してくれました。中学生・高校生女子の部で総合優勝したのは、共立女子第二高(東京)1年の上田澪空(うえた・みく)さん。上田さんは国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」の主催者推薦選考会の出場権をゲットしました!
中学生・高校生男子の部で勝ったのは西武台千葉高(千葉)3年の小林大河君でした。彼は小学校のころからマルジュニアに参加してくれてて、最初に会ったころは背丈が僕の胸ぐらいだったのが、いまや僕の背が彼の胸あたりになっちゃいました。大逆転です。ハハハハ。
ほんとにビックリですよ。こういうことがあると、2000年からジュニアの世界に携わってきた歴史を感じますよね。
コロナのことがあるから、みんなのプレーを近くでは見られませんでした。小林君はもともとは思いっきりのあるプレーヤーで、最初のうちは荒い部分もあったんですけど、そのへんはだいぶ自分で調整できるようになって、力を出せるようになってきたんじゃないかと思います。
小林君は国内男子下部のAbemaTVツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ケ丘」の出場権を手にしました。下部ツアーとはいえ、プロとの差はかなりあると思いますんで、そういうところを目の前でしっかり見てきて、自分に何が足りないのか、今後何が必要なのかを勉強してほしいです。
話は変わりまして、国内女子ツアーの「アクサレディス in MIYAZAKI」(3月26~28日、宮崎・UMKCC)で、19年の最終戦以来で飛距離の計測をしたそうです。1位は勝みなみさん(22)で260.1ヤード。勝さんの19年シーズンの平均が249.6ヤード。状況が違うので単純比較はできないですけど、10ヤード以上伸ばしている可能性が高いです。