マンションを購入する際に、確認したいのは立地や交通といった利便性に加えて、土地の地盤だ。

 東日本大震災では震源地から遠く離れた東京湾沿岸でも液状化の被害が起きた。千葉県浦安市では地盤沈下で戸建て住宅が傾いたり、道路が通行不能になったりしただけに、できるだけ液状化の可能性が高い地域は避けたいところだ。

 東京都が作成した液状化予測図を見ると、首都圏では東京湾沿岸を中心に、大宮と横浜を結ぶ京浜東北線の東側が液状化の可能性のある地域となっている。

「過去50年間に造成された地盤改良をしていない埋め立て地や、以前に川や沼だった地域は、大地震のときに液状化する可能性が極めて高い。昔の地形図や自治体が公表しているハザードマップを確認するようにしましょう」(関東学院大学の若松加寿江教授)

 こうした地盤の柔らかい地形や液状化の危険性の高い地域を避けて、資産価値の高い駅を選別すれば、“最強のマンション”の所在地が見えてくる。

 今後、人気が高まる地域として多摩ニュータウンをすすめるのは、住宅評論家の桜井幸雄氏だ。

「一昔前は、『ゴーストタウン』と呼ばれていましたが、05年に首都大学東京が開学して、南大沢駅前にある三井アウトレットパークも人気になるなど、いまでは活気のある街に変貌しつつある。地盤の固い丘陵地形ですし、マンション価格も上がり始めています」

週刊朝日 2013年6月14日号