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安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、「安田大サーカス20周年」。クロちゃんが所属する安田大サーカスが先月20周年を迎えた。そもそもアイドルになりたかったはずのクロちゃんが、20年もの間、グループを辞めずに続けてこられた理由とは?
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安田大サーカスが、先月20周年を迎えた。
節目な年ということもあって、ここ最近は、周りから色々と声をかけてもらうことも多かった。
ただ…
正直なことをいうと、ボクは20周年をまったく意識したことはないし、特別なことと感じたことも一度もない。
こんな言い方をすると、安田大サーカスに、そんなに特別な思い入れがないように聞こえるけど、別にそういうわけじゃない。
この連載で何度も伝えているけど、そもそもボクはアイドルになりたくて松竹芸能に入ったのに、マネジャーに騙されて、安田大サーカスに加入することになった。だから、最初はネタ1本だけやったらすぐに辞めるつもりだった。
それなのに、ネタ番組とか順調にポンポンって決まっちゃって全然辞められなくて、何年もの間、ずっと「辞めたい」って気持ちを持ちながら活動していたの。
つまり、安田大サーカスに本腰を入れ始めてから、ボクは20年も経っていないんだよね。
だから、20周年って言われてもピンとこないし、何も感じないんだ。
きっと団長は、ネタも考えて、自分がリーダーとしてやってきたから、ボクよりももっと感慨深いものが当然あると思う(HIRO君はよくわからない)。コロナになる前までは、「20周年はライブツアーをやりたい」みたいなことはよく話していたしね。
でも、ボクは正直ライブツアーなんて全然やりたくない(笑)。
20周年っていう感覚がそもそもないんだから、そんな気分にもなれない。それに団長のネタ合わせも、長いから嫌だ。