「Dance Monkey」で世界的ブレイクを果たしたトーンズ・アンド・アイが、待望のデビュー・アルバム『ウェルカム・トゥ・ザ・マッドハウス』を来月発売することを発表した。
全14曲入りのアルバムには、本日公開されたゴスペル風の新曲「Cloudy Day」も収録される。トーンズは、Apple Music 1のゼイン・ロウとのインタビューで、ニュー・アルバムに加え、この新曲を書くきっかけとなった悲しい経験について語った。「今年、親友の一人が亡くなったんです」と述べたトーンズは、「(当時)アルバムを完成させようとしていたのですが、全くそれができず、音楽が書けずにいました。スタジオに向かう道のりでも涙を流していたんです」と振り返っている。
そんな中、ソニー・ミュージック・オーストラリアの会長兼CEOのDenis Handlin、そしてトーンズの亡き母親が、「よく曇りの日に言っていた、空を見て、太陽を探してみて」という言葉をきっかけにスタジオ入りすると詞が溢れ出てきたそうだ。トーンズは、曲が生まれた理由に関わらず、「全然悲しい曲ではない」と断言している。そして曲のクライマックスの部分について「立ち直ることで、ある意味彼(亡くなった友人)のことを称えているような気がする」と説明している。
7月16日にリリースされる『ウェルカム・トゥ・ザ・マッドハウス』には、「Dance Monkey」より古い曲や最近書いた曲が収録予定となっている。トーンズは、アルバムについて“一つのムード”を持っているのではなく、“ここ数年間の自分の人生”についてのものだと話している。その“数年間”のうちには、新型コロナウイルスが世界的な影響を及ぼしたわけだが、彼女はロックダウンを受けて、「安定したムードなんてないと思います。なので、喜び、悲しみ、寂しさ、恐れ、迷いなどを捉えた、不安についてのアルバムなんです。そう、そんな内容なんです」と話している。
◎『ウェルカム・トゥ・ザ・マッドハウス』トラックリスト
1. Welcome To The Madhouse
2. Lonely
3. Won't Sleep
4. Westside Lobby
5. Fly Away
6. Sad Songs
7. Just A Mess
8. Child's Play
9. Not Going Home
10. Dark Waters
11. Cloudy Day
12. You Don't Know My Name
13. Fall Apart
14. Bars (RIP T)