「コンビニ百里の道をゆく」は、53歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
【写真】大人気だったローソンの「もったいないおせち」がこちら
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年末に向けて慌ただしさを感じる時期になってきましたね。少し気が早いですが、今回は「おせち」の話です。
ローソンでは2023年のお正月にお酒と一緒に楽しめる「二十五枡のご当地おつまみおせち」や、お肉好きにはたまらない「肉卸小島監修 肉まみれおせち」、前年より包装資材や容器のプラスチックを約99%削減した「厳選国産食材使用 プレミアム和風三段重」など、計8商品のおせちを提供します。
また、伊達巻などの端材や、形や大きさが揃っていない「折れ数の子」など、規格外品・端材だけで作った「もったいないおせち」も新たに発売しました。
製造工程での端材はこれまで品質や味わいに問題がないのに捨てられてきました。
しかし考えてみれば、家庭ではクッキーが割れているからといって捨てません。おせちの小魚のしっぽや海老の頭が切れていても、黒豆の粒の大きさが不揃いでも、捨てないですよね。
私たちも、ご家庭での晴れの席の商品なので綺麗で整ったものに、とこだわっていたところがありました。