放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は「サントリーウィスキー角瓶」「角ハイボール」を取り上げる。
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「リモート飲みって、みんなしなくなったじゃないですか」とは、井上芳雄さん。8月16日、都内で開催されたミュージカル『ナイツ・テイル 騎士物語』制作発表でのコメントだ。確かに、昨年はよく聞かれたし、実際、芸能人界隈では盛んに行われていた「リモート飲み会」。新規感染者数が増え続け、芸能界では毎日のように陽性者の名前が報じられるなか、今こそ再注目されなければと思うが、要は流行りではなくなってしまったということだ。
そんな中、本当に久しぶりに公の場で話題になった「リモート飲み会」。会見に登壇した堂本光一くんによれば、3年ぶりの再演が決まり、共演者をリモートで繋いでくれたのは、上白石萌音さんだったという。井上さんも、「1年くらい経つと音信不通になるのがカンパニーの常」と説明。光一くんも、再演までの3年で、もっともブレイクし、忙しかった萌音さんが「僕らを見捨てないでいてくれた」と笑わせた。
果たして、ハネた萌音さんが「リモート飲み会」の幹事をしていた事実は芸能界全体へと波及。「会見を見て、また、やり始めた」というタレントや芸人が急増中だ。
萌音さんが「伊右衛門(特茶)」のCMキャラクターだからでもあるまいが、「気楽に飲める」「残暑が厳しい夜には最高」「やっぱり美味しい」と「リモート飲み会」で改めて選ばれているのが『サントリー』の「角瓶」と「角ハイボール缶」だ。
早く外でパーッとやりたいという想いは芸能人も同じだが、やはりこの厳しい感染状況下ではそうもいかず、長いあいだ飲み歩いていないタレントたち。緊急事態宣言下は県を跨ぐ移動を控えるよう求められ、名古屋や大阪など準キー局制作の番組出演もリモートだ。「新幹線でよく飲んでいたので、なんか懐かしい」と言うタレントもいた。