松坂桃李(C)朝日新聞社
松坂桃李(C)朝日新聞社
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 現在公開中の映画「孤狼の血 LEVEL2」で主演を務めている俳優の松坂桃李(32)。広島県を舞台に、警察と暴力団の抗争を描いた「孤狼の血」(2018年公開)の続編で、松坂は出所してきた最凶最悪の極道・上林(鈴木亮平)と対峙するマル暴刑事・日岡を演じている。

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 高身長のイケメン俳優のイメージが強い松坂だが、同映画では短髪に無精ひげ姿で、危険な雰囲気漂うコワモテな風貌に様変わりしている。かと思えば、4月期に主演を務めたドラマ「あのときキスしておけば」(テレビ朝日系)では、漫画オタクで内気なスーパーの店員役を好演するなど、ここ最近は幅広い役柄を演じわけている。

「『孤狼の血 LEVEL2』ではギラギラ感あふれる刑事を演じていますが、実際の本人の人柄はとても優しくて誠実。昨年12月に女優の戸田恵梨香と結婚しましたが、交際を周囲に『言わないでおこう』と決めたのも、『マスコミなどに交際が漏れた場合、誰から漏れたのか疑いたくないから』というのが理由だったとトーク番組で明かしていました。また、2月に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)では、コロナ禍による1回目の緊急事態宣言中にペン習字を練習していたと話していました。というのも、結婚発表の時に直筆で名前を書くためで、MCの加藤浩次は『ずっと松坂桃李って書いてたの?』と爆笑しつつも、真面目で偉いと感心していました」(テレビ情報誌の編集者)

 一方、「高校生新聞オンライン」(2月16日配信)では、高校生の質問への回答がSNSで共感を呼んだことも。

 寄せられたのは「一人でいるのが好きなのですが、社会に出てからもこのままでいいのかと考えると不安です。無理にでも仲間をつくったほうがよいでしょうか?」という質問。松坂はこれに対し「僕も基本的に一人で過ごしたりすることが多いので、質問をくれた高校生の心境がよく分かります」と前置きしつつ、「一人でもまったく問題ないですよ!」「社会人になると、誰かと関わらなくてはいけない場面が必ずあります。でも一人が好きだと自覚を持つあなたなら、公私を分けて考えられることができるはずなので、『今は仕事だから』と、仕事上での人間関係をちゃんと築けると思う」と回答。相手の気持ちを否定せず、自分の考えを押し付けるでもない見事な解決策を提示した。まさに、優しく誠実な人柄が表れているといえる。

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「どうやって怒ったらいいかわからない」