今年の紅葉の色づきは、全国的に平年並みの所が多い予想です。日本気象協会が9月30日に発表した第1回2021年紅葉見ごろ予想です。
全国各地の紅葉見ごろ予想
紅葉の見ごろは、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。気温は全国的に10月にかけて平年並みか高く、11月は東日本と西日本でやや低い予想です。このため、今年の観光名所の紅葉見ごろ時期は、平年並みの所が多いでしょう。
北海道・東北
紅葉の見ごろは、北海道は平年並みですが、東北では平年より遅い所があるでしょう。今後の気温は、しばらくは平年より高い予想ですが、徐々に冷え込みが強まるため、ゆっくりと色づきが進んでいくでしょう。
各地の紅葉の見ごろ時期は、道北の層雲峡では、すでに見ごろとなっています。北海道の定山渓温泉では10月上旬、青森県の奥入瀬渓流、宮城県の鳴子峡などでは10月下旬に見ごろを迎え、福島県の裏磐梯では10月中旬に見ごろを迎える見込みです。
関東甲信・東海
紅葉の見ごろは、平年並みの所が多いでしょう。今後は、10月は平年より気温が高く、色づきはあまり進まない見込みですが、11月になると冷え込みが強まり、色づきが進むでしょう。
各地の紅葉の見ごろ時期は、長野県の上高地や、栃木県の日光・鬼怒川で10月中旬、岐阜県の白川郷で10月下旬に見ごろを迎えるでしょう。東京都の高尾山や、静岡県の大洞院などでは11月中旬から下旬に見ごろを迎える見込みです。
近畿・中国・四国・九州
紅葉の見ごろは、平年並みの所が多いでしょう。今後は、しばらく気温が高く、色づきはあまり進まない見込みですが、11月以降に冷え込みが強まり、色づきが進むでしょう。
各地の紅葉の見ごろ時期は、鳥取県の大山や、宮崎県の高千穂峡で11月上旬、大分県の深耶馬渓では11月中旬、京都府の嵐山や広島県の宮島、香川県の寒霞渓では11月下旬に見ごろを迎えるでしょう。