深川つり舟 特上海鮮丼 (撮影/東川哲也)
深川つり舟 特上海鮮丼 (撮影/東川哲也)
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 食欲の秋! おいしいものを思うがままにおなかいっぱい食べてみたい季節です! 超絶ボリュームだからこそ“映える”「ギガ盛りグルメ」3選。食いしん坊だけど胃袋は「ギガ」じゃない本誌記者が挑戦してみました。

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「特上海鮮丼」に挑んだのは、編集部きってのグルメ記者K。質も味も極上で、日本酒を飲みたくなる。ネタ部分を重点的に食べ進めたが、約1合のご飯は完食できず力尽きた。

 代わって参戦の記者Oの前に現れたのが、「ギガモンスターバーガー」。その名も納得の大ボリュームだが、肉汁たっぷりのパティの1枚目はあっという間にペロリ。「これなら何枚でもいけちゃう?」と思ったものの、2枚目途中でペースダウン。ポテトの山までは制覇できなかった。

 最後は広大なお花畑が目の前に現れたかのような「プリン・ア・ラ・モード」。やはり「甘いものは別腹」か、スルリといけた。

 いずれも大食いチャレンジメニューではないので、家族や気の合う仲間とシェアしたりして堪能してみてはいかが。

■深川つり舟

「特上海鮮丼」

サーモン、カンパチ、マグロ、カツオのたたき、ホタテ、エビ、ウニ、イクラ、ネギトロとワカメが満載の、深川つり舟「特上海鮮丼」(2900円)。ご飯がまったく見えない! もともと夜に接待としても使われていた上品な小料理屋が、バブル崩壊後に学生でも入れる気さくな店に転換。約20年前からギガ盛りの海鮮丼・天丼の提供も始めたが、食材の質は高く維持したままだという。一流店顔負けの上質なネタが堪能できる、ありえないほど豪華な丼だ。

住所:東京都国立市東1-15-18 白野ビル2F/営業時間:11:00~14:00L.O.、17:00~21:00L.O./定休日:日、水の夜

■テディーズビガーバーガー原宿表参道店

「ギガモンスターバーガー」

ギガモンスターバーガー (撮影/小黒冴夏)
ギガモンスターバーガー (撮影/小黒冴夏)

総重量なんと1.8kg! 目の前にそびえ立つのはエアーズロックか、流れ落ちるチーズは黄色いナイアガラの滝か。ハワイ発の人気チェーン・テディーズビガーバーガーの「ギガモンスターバーガー」(5830円)は、食べ応え満点の5枚のビーフ100%パティと香り豊かなバンズを、ナイフとフォークで切り分けながら食べる。レタスにトマト、アボカド、チーズ、そしてベーコンにパイナップル、チリビーンズと、段ごとに現れる具材とジューシーなパティの肉汁、コクのあるソースが組み合わさり、一口ごとに味の印象が変わっていく、味わいかたも贅沢なバーガーだ。

住所:東京都渋谷区神宮前6-28-5 宮崎ビル2F/営業時間:11:00~22:00L.O./定休日:なし

■珈琲西武 本店

「プリン・ア・ラ・モード」

プリン・ア・ラ・モード (撮影/写真部・高野楓菜)
プリン・ア・ラ・モード (撮影/写真部・高野楓菜)

主役のプリンはどこ!?とばかりに、“センター”の自家製プリンを色とりどりのフルーツやアイスが取り囲み、さながらスイーツ界のアイドルグループのようなカラフルな一皿が、珈琲西武の「プリン・ア・ラ・モード」(1300円)。SNSでの“映え”人気と昭和39年創業のレトロ感あふれる店内の雰囲気が昨今の“純喫茶ブーム”と相まって、注文数も増えている。2種のアイスを味わいつつ、たっぷり盛られたフルーツを、気ままな順序で口に入れていく。そしてたどりつく、優しい甘さとほどよい苦みのカスタードプリンに、口の中が包み込まれるよう。

住所:東京都新宿区新宿3-34-9 メトロ会館2・3F/営業時間: 7:30~22:30フードL.O.(月~土)、7:30~22:00フードL.O.(日・祝)/定休日:なし

※価格はすべて税込み。営業時間は新型コロナウイルス感染拡大防止等への対応により記載のものと異なることがあります。

(文/本誌・太田サトル、菊地武顕)

週刊朝日  2021年10月29日号