ただ、長友加入がチームの起爆剤になっているとは言い難い。復帰となった9月18日の横浜FC戦は4-0と快勝して幸先の良いスタートを切ったが、その後は1勝4敗1分。長友は全試合にスタメン出場し、チームメートを鼓舞して戦う姿を見せているが、サポーターからは「上がった背後を相手チームに狙われている。攻守で貢献度が低い」と辛らつな指摘が。アジア最終予選を戦っている日本代表もグループBで2勝2敗の4位と、本戦出場に向けて苦境を迎えている。長友はスタメンが保証された立場ではない。

「左サイドバックは人材難と言われますが、日本代表の中山雄太(ズヴォレ)は左足からの正確なフィードに定評があり、課題だったプレーの安定感も出てきている。Jリーグでも複数のポジションができる旗手怜央(川崎)、ポルティモネンセから鹿島に復帰した安西幸輝が攻守で精度の高いプレーを見せている。日本代表で見てみたい選手ですね」(サッカー誌の編集者)

 日本代表は11日にベトナム戦、17日にオマーン戦を控えている。森保一監督が左サイドバックのスタメンを託す選手は長友か、それとも――。(中町顕吾)

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