アッコさんへのお世辞ではなくて、こんなにカッコいいアーティスト、見たことがない! 開いた口が塞がらない、あ、それはほめていな(笑)、口がポカーンと開いたままというか圧倒されてしまうんですよ。「日本にこんな歌手がいたのか!」と思う。毎回、妻と見に行くんですけど、2人してなんだかもう完敗です。あの和田アキ子は僕らが酒を飲んでいる和田アキ子と別人だと思うんですよ(笑)。「アッコにおまかせ!」やっている和田アキ子とブルーノートに出演している和田アキ子も別人。

「アッコがさぁ~」なんて冗談で悪口とか和田アキ子伝説を話すけど、アッコさんのことを尊敬しているところがある。だけど、その凄さをあまりみんな言わない、笑いになりにくいからね(笑)。出川さんや勝俣さんと和田アキ子のライブを見た帰りに「ヤベぇなぁ」「スゲーの見ちゃったな!」って毎回話している。

 歌手の中には晩年になると歌い方が変わってくる人もいるけど、和田アキ子は変わっていない! そこもスゴイ。どの歌を聞いても同じだなという音域の歌手も多いが、和田アキ子は歌によって音域を変えてくる。歌によって全然違う和田アキ子を見せてくれるんですよ。あと、音のズレとかピッチが速いとか遅いとかピタっと当てます。和田アキ子伝説は笑い話が多いけど、最強の伝説は、目撃者しか知りえないライブの凄さ、そこですよ!

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。

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