初当選を決めて万歳する泉健太氏。左は母親の博子さん/2003年11月9日、京都市伏見区
初当選を決めて万歳する泉健太氏。左は母親の博子さん/2003年11月9日、京都市伏見区
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 立憲民主党の新代表に選出された泉健太氏。今後、他の野党とどう関係を構築し、与党とどう戦っていくのか。AERA 2021年12月27日号で話を聞いた。

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──共産党との選挙協力については見直す方針ですか?

 衆議院選挙における共産党との連携について、党の検証がまだ終わっていないので、その検証なしに今後の政党間の協力をするか、しないかという議論はないと思います。ただ、代表選の時から「1人区」については、当然一本化して自公と対決してゆくと私は発言しています。「2人区」以上については、各政党が候補者を出すのが前提だと思いますが、与党との戦い方によっては事前協力が必要になる可能性もある。

同床異夢の部分あった

 共産党は「野党共闘」という言葉を使われていますが、それは共産党の戦い方のモデルであって、少なくとも枝野前代表は、同じ言葉を使われてきていないと思います。また、「閣外協力」を共通の言葉にしながら、一方で共産党のポスターには「政権交代」というメッセージが書かれていたことに違和感を覚える人もいた。当時から同床異夢の部分があったのだろうと思うし、それが続くようであれば、国民の皆様からの理解は得にくいかなと思います。

──憲法審査会について、これまでの方針を転換して与党側で出席すると発表した国民民主党との関係はどう考えますか?

 これはテクニカルなレベルの話だと思います。これまで国民民主党は、野党第1党である立憲民主党が自民党と協議した結果のみを、立憲民主党の国対なり交渉担当者から得ていました。今後は自民党側と直接やりとりするスタイルに変わるということだと承知しています。

大同団結しなければ

 両党の関係では、それぞれの政党の大義をどう国民の皆さまに説明するのかということに尽きます。私は自民党と違う、もう一つの選択肢をつくるという意味において、両党の協議がまとまれば、やはり政権を共にして、自民党に代わる選択肢になれればいいと思っています。

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