きょう21日(金)は、日本海側では断続的に雪が降り、近畿地方にも雪雲が流れ込んでいます。京都府や滋賀県では市街地でも雪が積もり、京都市では今シーズン最多の積雪となっています。
京都市では今シーズン最多の積雪 5年ぶりに10㎝以上
きょう21日(金)、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空には強い寒気が居座っています。
日本海側は広い範囲で雪が降っていて、近畿地方の北部でも断続的に雪が降っています。雪雲が近畿地方の中部にも流れ込み、京都府や滋賀県、兵庫県などで雪の降っている所が多くなっています。
市街地でもきのう20日(木)夜から雪が積もり、きょう21日(金)午前9時の積雪は、京都市で14センチ、舞鶴市で15センチ、彦根市5センチなどとなっています。
京都市では今シーズン最も多い積雪となりましたが、積雪が10センチ以上となるのは、2017年1月以来、5年ぶりのことです。
夕方にかけて大雪に注意
近畿地方の北部や中部では、夕方にかけて断続的に雪が降るでしょう。京都府では局地的に雪の降り方が強まり、大雪となるおそれがあります。
京都府で、きょう21日(金)6時から18時までに予想される12時間降雪量は、いずれも多い所で、
北部(山地・平地ともに) 20センチ
京都・亀岡 山地 20センチ
京都・亀岡 平地 10センチ
南丹・京丹波 20センチ
山城(中部・南部ともに) 8センチ の見込みです。
積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒してください。風がやや強いため、電線や樹木への着雪にも注意が必要です。また、ビニールハウスなどに雪が積もって倒壊するおそれがありますので、ご注意ください。
雪道での歩き方
市街地でも雪の積もる所が多いため、お出かけの際は足元に十分注意が必要です。雪道の歩き方の注意点は主に次の通りです。
① 手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
② 荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがを防ぐことができます。
③ もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
④ 洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
⑤ 歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。
積雪によって用水路が隠れてしまい、見えなくなることがあります。足元に注意して慎重に歩くようにしましょう。