あすから2月。しばらく強い寒気が居座り、2月前半は全国的に厳しい寒さ。九州や北陸などに「低温に関する早期天候情報」発表。
あす1日 北陸中心に雪や風 強まる
あすから2月。1日(火)は、低気圧や湿った空気の影響を受けそうです。
午前中は九州や四国の所々で雨が降り、標高の高い所では雪になる所もあるでしょう。昼頃からは山陰や近畿北部で雪や雨が降り、東海など平野部でも雪のちらつく所がありそうです。関東甲信の山沿いは、夕方以降、雪の降る所が多いでしょう。
低気圧が近づく北陸は、昼頃から雪や雨。山沿いを中心に雪の降り方が強まり、風も強まるでしょう。東北も南部を中心に雪が降りやすく、ふぶく所もありそうです。急に積雪が増える所もありますので、交通の乱れや路面の凍結などに注意してください。北海道も、南西部や北部を中心に雪が降りそうです。
寒気居座る ピークは5日~6日
2月2日(水)以降、日本付近は冬型の気圧配置が続くでしょう。日本海側は強弱を繰り返しながら、雪が降りそうです。上空の寒気はしばらく居座り、5日(土)~6日(日)が寒気の流れ込みのピークとなるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス9℃以下の寒気が、九州北部や四国付近まで流れこむ予想です。平地で雪が降る目安は上空1500メートル付近でマイナス6℃以下で、それよりも強い寒気になるでしょう。
この強い寒気の影響で、5日(土)は九州北部や近畿、東海の太平洋側の平野部でも雪が降る予想です。最高気温は4日(金)からは平年より3℃以上低い所が多く、厳しい寒さに。冷たい北よりの風が吹きつけて、実際の気温以上に寒く感じられるでしょう。
低温に関する早期天候情報
きょう1月31日(月)、気象庁から「低温に関する早期天候情報」が、沖縄、奄美、九州南部、九州北部、四国、北陸に発表されました。
寒気の影響を受けやすいため、沖縄は2月8日頃から、九州南部・奄美と九州北部は2月6日頃から、気温がかなり低くなる可能性があります。四国と北陸は情報の対象期間は2月6日頃からとなっていますが、2月5日頃からかなりの低温となりそうです。
※かなりの低温 5日間平均気温平年差 沖縄:-2.4℃以下、九州南部・奄美と九州北部:ー2.5℃以下、四国:-2.3℃以下、北陸:-2.0℃以下
太陽の光が少しずつ明るく感じられる2月ですが、全国的に低温傾向が続きます。低温に関する早期天候情報が発表されている沖縄や九州、四国は農作物の管理などに、北陸は水道管の凍結にもご注意ください。