メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

あす22日も真冬のような寒さが続き、スギ花粉の飛散は多くの所で少ない見込みです。ただ、今週末は春本番の暖かさとなり、いよいよスギ花粉が本格的に飛散するでしょう。対策は早めに行いましょう。

東京の花粉飛散 土日は「やや多い」

あす22日は、冬型の気圧配置が続く見込みです。北陸から北の日本海側は広く雪が降り、太平洋側は晴れても真冬のような寒さが続くでしょう。スギ花粉の飛散は多くの所で「少ない」見込みです。

次第に冬型の気圧配置がゆるみ、移動性の高気圧に覆われてきます。今週末は各地で春本番の暖かさとなり、西日本を中心にいよいよスギ花粉が本格的に飛散するでしょう。

すでに花粉が飛び始めている福岡では、24日(木)から一段ランクが上がり「多い」予想となります。東京は26日(土)と27日(日)は「やや多い」見込みです。

その他の地域も晴れて気温が上がることから、これまでに比べると飛ぶ量が増えるでしょう。中国・四国地方でも、「やや多い」や「多い」予想となっています。対策は早めに行いましょう。

外出時の花粉対策

画像B
画像B

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① マスク

新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

② メガネ

メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

③ 一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。