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25日金曜午前、衛星画像で、北海道や東北に「縦じま模様の雲」が見られました。この「縦じま模様の雲」の原因は、風と地形です。北海道や東北の日本海側は、強い風に注意が必要です。

「縦じま模様の雲」原因は?

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25日金曜午前、気象衛星からの画像(可視画像)を見ますと、北海道や東北に、少し珍しい「縦じま模様の雲」がかかっていることが確認できます。

これは「波状雲」と呼ばれ、山脈や島などの風下に、等間隔に並んだ雲域です。北海道や東北では、西よりの風が、少し強く吹いていて、その風が奥羽山脈などを越える際、山にぶつかることによって、風下では波状の雲になりました。このように、雲は風だけでなく、地形が原因でも発生することがあるのです。

11時までの最大瞬間風速を確認すると、全国のトップ10は北海道や東北がほとんどで、北海道えりも岬は25.5メートル、山形県酒田市の飛島は23.6メートルなど、いずれも西寄りの風でした。

強風 26日土曜にかけて続く所も

25日金曜正午現在、北海道や、東北の日本海側には「強風注意報」の発表されている所があります。

風の強い状態は、北海道や秋田県を中心に、26日土曜も続く所があるでしょう。十分お気をつけください。