現在、大ヒット・アルバム『フューチャー・ノスタルジア』を引っさげた、全米スタジアム・ツアーを行っているデュア・リパが、米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演した。
米NYのマディソン・スクエア・ガーデンでライブを行ったばかりのデュアは、「シュールだった。私の全ての期待をはるかに超えた」と公演を振り返り、「観客全員が一丸となってくれ、本当最高でした。みんなノリノリで、フロアが揺れていました」と嬉しそうに話した。
司会のジミーが、過去にデュアがライブで行い、ネット上で“やる気がない”や“変”と批判された腰を振るダンスについて触れると、彼女は「そう、“早くショーを終わらせようとしてるんじゃないか”なんて言われました」と話した。当時ネット上の心無い言葉や嫌味に傷ついたと話した彼女は、「でも今は別の視点から見ることができます。自分が望むアーティストになるために成長する手助けをしてくれた出来事だったので、愛着を持って振り返ることができます。より一生懸命頑張るようになりましたし、リハーサルの量も増やしました。いいパフォーマーになりたかったんです」と話した。このダンスは最新ツアーでも披露されているそうで、デュアはジミーとともに視聴者のために少しだけダンスを再現している。
【フューチャー・ノスタルジア・ツアー】では、「Levitating」や「Physical」など数々のヒット曲が披露されているが、中にはオーストラリア・シドニーを拠点にするトリオ、プナウによってプロデュースされ、UKとオーストライアで1位に輝いた「Cold Heart (PNAU Remix)」も含まれている。同曲で、憧れのエルトン・ジョンとのコラボが実現したことについて、彼女は「人生において“つねって”って言いたくなるような瞬間がたくさんあることに感謝しています」と話し、「これはまさにそれですね」と続けた。
なお、デュアの「Levitating」は、昨年世界で最も人気があった曲の一つだった。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の年間チャートでは見事1位に輝き、世界のレコード音楽業界を代表する団体IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)が先日発表した2021年の<IFPIグローバル・デジタル・シングル・アワード>ではストリーミング数18.8億を獲得し、ザ・ウィークエンドの「Save Your Tears」、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの「STAY」に次ぐ3位となった。
この日のインタビューで彼女は、ロックダウン中に自宅のリビングにグリーン・スクリーンを用意し、番組のためにパフォーマンスを行ったこと、新たに始動したアートとカルチャーのニュースレターService 95についても語った。