漫画家＆TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「復讐の未亡人」（テレビ東京系 木曜26：35～、8月25日最終回）をウォッチした。
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前クールのドラマ「やんごとなき一族」でヒロインをイビり倒すおもしろモンスター義姉役でブレークした松本若菜。
初主演作は、ミステリアスな未亡人役だ。ある日突然、会社の屋上から飛び降りて命を絶った夫。
その死の真相を調べるために妻・美月（松本）は「密」と名を変え、派遣社員として夫の会社に潜入する（誰も葬式で奥さんの顔見てなかったのかよ！という疑問はひとまず置いといて）。
一人、また一人と夫の死に関わる社員に罠を仕掛けていく密。自らの美貌（びぼう）を生かし、その手口はだいたいエロ。
なんせ深～い時間（午前2時35分～）のこのドラマ。深夜で未亡人ならエロという、ストレートな思いきりの良さだ。
まずは口にあやしげな錠剤を含み、パワハラ課長（松尾諭）を妖艶（ようえん）に誘う。社内の空き部屋で激しく交わる二人。
その濡れ場シーン、近来稀（まれ）にみる尺の長さとねちっこさ。グルメやホビーだけじゃない、エロもおまかせテレビ東京！
そんな課長は、ジワジワ毒で弱らせて成敗。そしてチャラそうな社長（前川泰之）はジョギング中に待ち伏せ。髪をまとめてうなじチラ見せポーズでたたずめば、まんまと引っかかる社長。
