現地時間2023年2月8日、バート・バカラックが米ロサンゼルスの自宅で自然死したとAP通信が報じた。SNSでは、多くのアーティスト仲間が音楽界を代表するポップ作曲家に哀悼の意を表し、その才能と何十年にもわたるキャリアを称えた。
故バカラックの元妻で同じくソングライターのキャロル・ベイヤー・セイガーは、1982年から1991年までの結婚生活の一連の写真と、自身と二人の養子であるクリストファーからの連名メッセージをSNSで公開した。彼女は「偉大な人、偉大な作曲家、最後は愛すべき友人」とキャプションに綴り、「ジェーン、オリバー、ローリー・バカラックに弔意を表します。クリストファーと私は、多くの皆さんからの溢れる愛に感謝しています……バート、天国には大きなピアノがあり、再び自由にすべての音を簡単に弾くことができます。あなたの素晴らしい音楽がどれほど世界を感動させ、あなたの人生がどれだけ私たちに感動を与えてくれたかを知りながら、永遠に安らかにお眠りください。クリスとキャロルより」と続けた。
ザ・ビーチ・ボーイズ共同創設者のブライアン・ウィルソンは、故バカラックの写真を掲載し、キャプションに「バート・バカラックのことを聞いて、とても悲しいです。バートは私のヒーローで、私の作品に大きな影響を与えました」と綴った。「彼は音楽業界の巨人でした。彼の曲は永遠に生き続けます。バートの家族に愛と慈悲を」と続けた。
故バカラックと頻繁に仕事をしていたディオンヌ・ワーウィックは、彼の死は自分にとって家族を失うようなものだと説明した。「私が書くように頼まれたこれらの言葉は、親愛なる友人と音楽のパートナーの喪失に対する悲しみと共に書かれています」と彼女は米ビルボードへの声明で述べた。「私たちはよく笑い、喧嘩もしましたが、お互いの家族やルーツが、私たちの関係にとって最も重要であることを常に理解し合う方法を見つけてきました。彼の家族に心から哀悼の意を表します。彼は今安らかに眠っています。そして、私も彼がいなくてとても寂しいです」と語った。
ザ・シャーラタンズのリード・シンガーであるティム・バージェスも故バカラックのレガシーを強調し、故アレサ・フランクリンがバカラックのヒット曲「小さな願い」を歌う映像をSNSに投稿した。「史上最高のソングライティングの伝説の1人です。さようなら、バート・バカラック。あなたはキングです」とバージェスは述べた。
バングルスのスザンナ・ホフス、リアム・ギャラガー、ショーン・キャシディらも故バカラックに敬意を表している。
故バカラックの輝かしいカタログには、「アルフィー」、「ウォーク・オン・バイ」、「プロミセス・プロミセス」、「雨にぬれても」、「世界は愛を求めている」、「サン・ホセへの道」など52曲ものトップ40ヒットが含まれている。1960年代に故ハル・デヴィッドとのコンビで最盛期を迎え、前述の故アレサ・フランクリンやディオンヌ・ワーウィックがカバーした楽曲を生み出した。ソロとしての楽曲は、のちに故ダスティ・スプリングフィールド、故ジーン・ピットニー、トム・ジョーンズ、カーペンターズ、故B・J・トーマスなどが歌っている。
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